Junior Chamber International TSUKUI

公益社団法人  津久井青年会議所

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2017年度理事長所信

公益社団法人津久井青年会議所 理事長 山口弘一

スローガン 『道をひらく』

〜その一歩がすべての可能性の源泉となる〜

 

【はじめに】

 1982年につくい地域のまちづくりに夢を掲げ、津久井青年会議所は全国で703番目の青年会議所として誕生いたしました。そして本年35周年という節目を迎えます。先輩たちが切り拓いた道は今、大きな道となり、まちづくりの礎となっています。2015年に圏央道相模原インターチェンジが開通し、世界の玄関口となる羽田空港まで1時間少々で行ける地域となりました。今後は津久井広域道路が全線開通となれば、より一層交通網の利便性は向上し、さらに住みやすい地域へとなっていきます。そのような明るい展望もある中ですが、人口の減少と少子高齢化は私たちの地域でも問題となっています。若者層の地元離れは地域を支える力を失い、コミュニティー機能を低下させております。現実での人との結びつきが希薄になり、ソーシャルメディア上だけでの交流しか望まない人もいます。今こそ地域コミュニティーを育て、人と人とのつながりを強くしていくことが求められています。決して都会化することが豊かになるということではないのです。私は青年会議所の活動を通じて「気づき」というものの大切さを学びました。原因に気づかなければ病気も直せないように、地域についても原因を探り、十分に考え、解決のポイントを見出し、どこに歩みを進めていくのか見極めなければなりません。そして一度方向を見定めたのなら、困難も恐れずに地域の魅力を最大限生かして、個性あふれるつくいの新しい道へ、歩みを進めてまいります。

 

 

【組織の礎】

 青年会議所はこのまちを想い、集まり、議論し会議を重ね進んでいきます。その上で、運営をスムーズに進行していくための土台が必要です。皆に気を配りながらも全体を把握し、組織を支えて行くことが重要になります。そして、青年会議所の活動の源泉となる、メンバーからお預かりした会費を適正に管理し、公益社団法人としての運営の在り方にも気を配らなければなりません。また、メンバー全員が主体者意識を持ち、組織が行う全ての活動に参加しやすくする為には、全メンバーが欲しい情報にアクセスできる環境づくりをすると共に、その活動を記録していき、フィードバックができることも大切になります。そして、各種大会やLOM外事業の情報取集をし、県内外のメンバーとの交流を支え、出向しやすい環境づくりにも注力してまいります。さらには、私達の運動を対外に向け、最大限効率的に発信するため、アナログとデジタルの良い面を生かし、今までの手法を取り入れつつ、新たな広報手法にも挑戦していきます。そして、その手段に対しての効果を検証することで、これからの青年会議所の広報のあり方を、次の世代へと繋げてまいります。

 

 

【未来に繋ぐまちづくり】

 まちづくりは地域に暮らす人たちがいて成り立ちますが、まちの未来を支える若者たちは地元を離れて行ってしまいます。それには理由があるはずですが、時代の流れだからということで片づけてはならないのです。このまちの魅力、長所を理解し、不便を解決し、このまちで暮らして良かった、このまちで育って良かったと言って頂ける様になれば、長い道のりかもしれませんが、このまちで暮らしたいという人々が増え、活力あるまちへと変貌して行けるのではないでしょうか。その為にはまず、自身のまちの魅力は何かをしっかりと理解することが必要です。私たちの地域は、水と緑あふれる自然に恵まれていますが、素晴らしい景色や風景も、そこに住む我々は気づきにくいものです。気づいていないからこそ、うまく活用ができていないのかもしれません。そこでこの地域の特性長所を見出し、この地域の個性を生かしていくことが重要になります。そして、私たちが大事にしてきた「水資源」「森林資源」の大切さも再確認し、その魅力と観光資源としての利用法を調査研究し対外に向け発信をしていきます。また、この地域を築き上げてきた識者であり、伝統文化を受け継いできたシニア世代との交流や情報交換もしていくことで、この地域が大切にしてきた歴史についての知識を深めてまいります。その中で、現実でのコミュニケーションが希薄となってきている若者と、隣近所の顔がわかり、道行く人同士の挨拶が溢れているまちを取り戻したいシニア層とのギャップを埋めて、懸け橋となっていくのが、我々青年の仕事だと感じます。この交流を通じて地域コミュニティーのこれからのあり方を見出してきます。さらに、その経験の中で得た知識や、このつくいの魅力を、まちづくりの未来を担っていく子供たちに伝えていき、普段の生活では得られない素晴らしい経験を通して、愛郷心を醸成し、自身が未来を語り、未来を考える機会を作ってまいります。そして、当事者意識を醸成することで次世代へと繋いでいく、新たなまちづくりの道筋を創出いたします。

 

 

【人財の育成・創出】

 青年会議所の会員の減少は組織の力を失い、発信力を弱めます。会員拡大こそがJC運動そのものと言われます。それは、地域の未来を本気で考え行動する同志が地域に一人でも多く増えていくことで、多種多様な考えをお互いにぶつけ合い、磨き、成長していく中で、新しいものが生まれ、地域を変える原動力となるからです。昨今は会員拡大に成功しておりますが、本年も継続して、今までに培った経験を活かし、会員拡大に力を入れてまいります。しかし、会員が増える中で津久井青年会議所のメンバーのほとんどが入会の浅いメンバーで構成されています。入会の浅いメンバーでも、JC活動を通じて、会社や地域に戻ればリーダーになれるように、育成していかなければなりません。まずは、自身が関わる青年会議所について理解を深め、その存在が何のためにあるのか、目的が何なのかを明確にすべてのメンバーが知っている必要があります。そして会員自らが成長していく為に、青年会議所の歴史の中で積み上げられてきた各種研修プログラムを利用し、会員の強化をしてまいります。また、各方面で活躍している経営者や企業家の方々の考え方や、手法も学ぶことで、地域の経済を支える人財を創出し、この地域において経済活動と地域貢献を柔軟なバランス感覚をもって、牽引していくリーダーを育成してまいります。そのような成長の中でメンバー自身が人間力溢れる、魅力ある人財となり、自身が培った経験を人から人へ伝えることが、最大の会員拡大ツールになります。最終的に心が通じ合い共鳴するからこそ、一緒に活動したいと思って頂けるのです。そして共に修練を重ねていくことが、このつくい地域の「ひとづくり」となり、「まちづくり」の中心となる人財を育成、創出してまいります。

 

 

【歴史を紡ぎ次世代へ】

 本年は公益社団法人津久井青年会議所、創立35周年の節目を迎える年となります。ここまで歴史を積み上げてこられたのは、勇気と情熱をもって歩みを進めた先輩方の努力と、この地域社会があってこそ成り立つものであり、我々はそのご恩をお返していく必要があります。そして創始の精神をしっかりと受け継ぎ、次の40周年を見据えてこの時代に合致した活動を展開していかなければなりません。まずは先輩諸兄から、困難を乗り越え創立を果たした時の熱い思いや、現在の考えを伝えて頂く機会を作り、紡がれてきた歴史を理解すると共に、現役メンバー一人ひとりの心に情熱を直接伝承して頂きます。そして、各委員会と連携し、40周年、50周年に向けて、つくい地域の資源や個性を活かした、次世代へと残していける記念事業を行います。

 

 

【結びに】

 2010年に津久井青年会議所に入会し、先輩の背中を見失わないように、必死に追いかけて6年、時には険しい道もあり、寄り添い、その道の歩み方を教えて頂きました。常に前を見て前進し、新たな道を開拓し、轍を後進のわたくしたちに残してくれました。時にやさしく、時に厳しく、常に自身のことを顧みず、一歩一歩力強く進んでいく先輩の姿にあこがれ、気づけば自身が経験したことのないようなことまで、挑戦し、歩みを進める自分がいます。この水と緑に恵まれた地域の未来を想い、情熱をもって青年たちが歩み始めてから35年の月日が流れ、様々な活動が青年たちの手で創造され、その考え方や理念は我々に受け継がれています。そして青年会議所を卒業していった先輩たちは今もなお、その後の道を作り出し、多方面でこの地域のまちづくりを進めています。これからの私たちもまた、今の時代を生きる責任世代として、残してくれた道を辿るのではなく、先駆者として、2017年度の新しい道を開拓しなければなりません。

 

「道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩まねばならぬ。それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。深い喜びも生まれてくる」松下幸之助(松下電気工業創業者)

 

どんな困難な道も勇気をもって一歩踏み出したその行動が根底にあります。その道が必ずしも正しいとは限りません。しかし道なきところに道を切り開いていく者が、いつの時代も歴史を変えてきたのではないでしょうか。私は青年らしく同士と共にその英知を集結し、勇気と情熱をもって新たな道を切り開いてまいります。一年間どうぞよろしくお願いいたします。