Junior Chamber International TSUKUI

公益社団法人  津久井青年会議所

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2018年度理事長所信

公益社団法人津久井青年会議所 理事長 渡邉 博明

 

スローガン 『輝』

〜感謝の念 謙虚な心 躍進の志〜

 

【はじめに】

 青年会議所はこれまで「明るい豊かな社会」の実現を理想とし、社会的課題に積極的に取り組む団体として、ボランティアや行政改革等、その運動を全国各地へと広めてまいりました。

 敗戦により見る影もなく荒廃した日本を、先人たちは目まぐるしい生活環境の変化の中、自国の復興の為に一生懸命に支え続けながら青年会議所運動に取り組んできました。それによって、生活物資の充実やインフラも整備され我々の暮らしはとても豊かになりました。しかし、日々の暮らしの中で疑問に感じることもあります。確かに生活は豊かになりましたが、どこか古き良き時代の日本の精神を置き去りにしてしまっているのではないかと感じます。

 聖徳大使が制定した憲法第一条の一文に、「一に曰く、和(やわらぎ)をもって貴しとなし、忤(さから)うこと無きを宗(むね)とせよ」とあります。人は決して一人で何かを成し遂げることはできません。挨拶に始まり挨拶で終わり、その中で言葉を交わし支え合い、助け合いながら共に生きることで思いやりの心が生まれるのです。こうして先人たちによって築かれてきた思いやりの精神こそが今を生きる私たちの心を豊かにし、私たちが住み暮らすつくいが更に明るい豊かな社会の理想に近づいていくと考えます。また、和の言葉が持つもう一つの意味でもある、人と人が想いを寄せ調和を心がけることで新たな創造が生まれます。組織においてもつながりをもって地域の未来を想い行動することが大事なのではないでしょうか。この和の心を私たちも現代を生きる責任世代として次世代の子どもたちへ継承してゆき、想像もつかないほどの輝かしい未来の実現に向けて、共に新たな一歩を踏み出しましょう。

 

【組織の要(事務局)】

 青年会議所活動において会議と組織運営は欠かせない活動であります。近年は新しいシステムの導入によりパソコンによる会議や資料作成も多く、会議を円滑に行うためには資料の正確化はもとより各種会議の年間計画に沿って事前に配信するなど、事務局の役割が大変重要なものとなります。進化を遂げた情報社会の中で必ずしも手元に入ってくる情報が正確なものとは限りません。情報を収集し見極めながら、各協議会から下りてくる情報も踏まえ、的確かつ迅速にメンバーに様々な情報の提供をしてまいります。

 また、公益法人格を取得したことで、財務管理だけではなく各年の資料の整理・管理・保管や県への報告も求められます。各委員会の事業を展開していく中で妥協なき会議を重ね、正確な予算管理と会議運営を遂行致します。

 

【つくいの未来を想うまちづくり(まちづくり委員会)】

 私たちが住み暮らすつくいは相模原市の中でも進学・就職・結婚などによる若年層の都会進出、出生率の低下や少子高齢化により、唯一人口減少が進む地域でもあります。様々な要因があるなかで、まずは地域の人々に愛される魅力ある地域を作り出すこと、そして住民の地域愛を醸成するような活動が必要だと考えます。

 また、つくいはここに住む私たちにとって当たり前とも思えるほどの豊富な水と緑が魅力でもあります。近年、異常気象による自然災害が全国各地で起きていますが、自然豊かなまちに暮らす私たちにとっても、決して他人事ではない身近な問題であると感じます。私たちの住むこのつくいで、突然そのような予期せぬ事態に見舞われたときに果たしてしっかりとした対応ができるでしょうか。川の氾濫、土砂崩れ、橋の崩落などの災害が自然多きこの地域だからこそ起こりうること、そして災害地域であるということを日常生活においても常に意識し不測の事態に備えることを私たちの活動や青年会議所の持つネットワークを通じて、市民の方に訴えていく必要があるのではないかと感じております。この地域に暮らす人びとが安心して暮らすためにも青年会議所と市民と行政が連携をより強化していく活動が必要であると考えます。

 そして私たちがこのまちに住むうえで忘れてはならないのが、平成28年に起きた津久井やまゆり園での事件です。19名という多くの方の尊い命を失ったこの事件は入所者や職員だけではなく地元住民にも凄まじい恐怖と不安を残し、日本社会に衝撃を与えました。この事件は、犯人がもつ障がい者への偏見と差別意識による身勝手な行動により起きました。このような事件を二度と繰り返さないためには、誰しもが平等に暮らすべきであるはずの現代社会の問題に向き合うことで共生社会を推進し、安心して暮らせる魅力あるつくいの実現と発信をしていく活動が大切であると考えます。

 

【夢溢れるつくいの未来(青少年育成委員会)】

 子供たちに夢はある?と聞いた時、なかには答えられない子もいます。夢を持たないことが正しくないとは思いませんが、いずれ訪れる未来の大人像に子供たち自身が夢を抱き、実現させるイメージを持つことも大切なことではないでしょうか。夢を抱き実現するために努力や経験を重ねる過程のなかには苦労や挫折をすることがあるかと思います。そんな時、周りの大人がそっと手を差し伸べ歩みを共にし、親の考え方や想いだけを押しつけるのではなく、子供と向きあいながら相手を思いやる道徳心を伝え、親でもある私たち自身も子供と一緒に成長していく必要があると思います。子供たちに、自らが夢を抱きさらにその先にある志をもって行動していく大切さを、支えていく大人たちにも教育という大きな課題に様々な視点で向き合うことの大切さを伝えてまいります。

 また近年、子供たちが外で遊ぶ姿を見かけなくなったと感じることが多くあります。その背景にはスマートフォンやゲーム、パソコンの普及、共働きなどの影響があるかと思いますが、子どもとしての基本的な本質は変わってないと思います。学校での教育は時代と共に変化しているかもしれませんが、学校の授業だけででは教わることの出来ない貴重な経験をする機会を提供し、仲間と助けあいながら力をあわせ、相手を思いやることの出来る精神を育み心身ともに豊かな子供を育成する事で「明るい豊かなつくい」の創造を未来に繋げることが出来ると考えます。

このまちの未来を担う子供たちにとって、憧れから夢を抱き実現に向け努力していく過程の中での経験や思い出が将来の職業へとつながると思います。子供たちが将来どのような職業に就くかは本人の人生を左右し、地域の為に活躍するといった面でも地域の活性化につながるとても重要なことです。私たちの活動を通じて、未来のつくいを支えてくれる人財を創出していく事も私たちの使命なのではないかと考えます。

 

【志高き青年と組織の創出(意識醸成委員会)】

 かつては70名以上のメンバーが在籍をしていた津久井青年会議所も全国的なメンバーの減少に伴い、一時は20名前半まで落ち込みました。昨今は会員拡大の成功により一時40名前半へと回復致しました。その一方で入会動機や入会後の目的も多様化しており、経験の浅いメンバーも同時に増加しています。まずは自身の所属する青年会議所の活動に理解を深め、誰のために、何のために活動するのか、どのような目的を持って活動しているのかを一人ひとりが自覚していくことが大切であり、その過程のなかでメンバー自身が経験を積みながら成長し自然と意識が向上していくことで組織の強化につながっていくと考えます。

 メンバー自身の資質や指導力の向上が企業や地域に新たな活力を生み出し社会生活を円滑に営み、社会秩序を保つための礼儀作法を重んじることで人としての信用や信頼を築きあげると考えます。企業が元気になれば地域も元気になり、地域が元気になれば企業も元気になる。この地域に住み暮らし働いているという当事者意識を持ちながら、活動で得た知識や情報を使って自己成長に繋げるための自己研鑽の場として最大限に活用して頂きたいと思います。

 また、この地域には私たちの活動や存在自体を知らない人が多く見受けられます。私たちの活動を知っていただき、共感して参加していただくことで市民の意識改革となり運動へとつながることから、SNSによる広報は勿論のこと、足を使ったアナログ的な広報も活用し、市民、地域、企業の全てが元気になる為の運動を対外にも精力的に発信してまいります。

 

【組織の連携強化(LOM支援委員会)】

 私たちの住むつくいを明るい豊かな社会にするためには、果たして津久井青年会議所の運動だけで可能なのでしょうか。所属する団体は違っても、志を同じくして活動する人や団体が私たち以外にも多く存在します。そのような他団体と積極的にコミュニケーションをとり共に活動をすることで、私たちにはないアイディアや情報を得ることができ、ネットワークを強化することでつくいの発展に繋げることができると考えます。

 また、青年会議所の主催する各種大会への参加をメンバーに呼びかけ、最先端の情報をLOMに落とし込み事業構築のヒントを得るだけではなく、メンバー同士の交流や情報交換の場を設け各委員会が連携することで組織の強化に繋げます。さらには、自分の家族や職場の方に、情報や知識だけではなくそこで得た経験を伝えることで地域活動への理解につなげていけるよう努めてまいります。

 私たちの運動をつくいに発信し展開させていくためには、一人でも多くの同志が必要となります。40歳までと限られた時間の中で活動していることもあり、私たちの運動を後世につなげていくためには次世代のメンバーを増やしていく事が必要不可欠となります。青年会議所という組織の一員だということに自信と誇りを持ち、メンバー一人ひとりが会員拡大に対する当事者意識を持つことが大切であり、同じ志を持つ同士が増えることで更に組織が強化すると考えます。

 

【つくい愛(つくい愛特別会議)】

 相模原市と旧津久井郡の合併により、つくいという名は地域で見かけることが少なくなりました。私たちが幼少の頃から慣れ親しんだ名前が消えゆくことに寂しさを感じます。ここに住み暮らす地域の方の中には同じような感覚を持つ方もいるのではないのでしょうか。この地域の歴史や文化を伝えていく中で、結びつきのあるこの地名を後世に伝えていくだけではなく、自然豊かな環境やオリンピックのロードレースの開催決定や観光誘致など、地域が活性していく可能性を感じています。この地域で活動する私たちが地域に根差した運動を発信し、市民の更なるつくい愛を醸成していくことも必要なのではないかと考えます。神奈川ブロック協議会の最大の発信の場でもあるブロック大会を通じ、青年会議所運動を共に活動する県内のメンバーにもこの地域に来ていただきつくい地域の魅力を感じて各々の地域に発信していくことで新たな効果が生まれると考え、次世代につなぐ魅力あるつくいの創造に向け青年会議所運動に邁進してまいります。

 

【結びに】

 入会してから間もなく、青年会議所の存在意義とは何だろうか、このまちに青年会議所は必要なのか、青年会議所活動にお金と時間を費やすことが果たして自分の人生にプラスになっているのだろうか、そんな疑問をたくさん抱くようになりました。

 しかしながら、青年会議所活動を通じて人に笑顔や感動を与えることのできる事業に関わり、与えて頂いた機会に自ら積極的に参加することで日々の生活では得る事の出来ない貴重な経験を積むことが出来ました。まちや他人のことなどに全く興味がなく、自分さえ良ければいいと考えていた自分自身が多くの人や言葉と出会う事で成長していき、全く違う人生になったのではないかということに気づきました。組織に属して個々の力を合わせ目的に向うことで一人ではできないことを可能にし、メンバー同士が調和し想像もできないほどの力を発揮することで人々の心を動かすことを学びました。そして更にはこのまちに住み暮らす人々や地域のことを思い行動し、まちの未来を描き事業を展開していく中で一生懸命に頑張るメンバーを思いやり喜怒哀楽を共にできる、何ごとにも代えることのできない友という財産を頂きました。

 決して安いとは言えない会費をまちや自分への未来の投資だと考えるようになった時、JC活動を通じて得た経験は私の心と人生を豊かにしてくれました。そんな素晴らしい団体でもある津久井青年会議所に在籍し活動できることへの誇りと感謝の気持ちを忘れずに今年度の活動に邁進してまいります。

 仕事や家庭やプライベートなどの時間を削り、限られた人生の大事な時間を青年会議所活動に捧げ、愛するつくいの為に本気で活動する仲間を誇りに思い、和の精神を継承し豊かな心溢れる青年が明るい豊かなつくいの創造に向けて勇気と情熱をもって率先して行動していくことを誓います。